久宝寺遺跡

                                 現地説明会資料
                           財団法人 大阪府文化財センター
                               2002/8/24

1.はじめにー久宝寺遺跡の発掘調査
(財)大阪府文化財センターは、旧国鉄竜華(リゆうげ)操車場跡地の再開発享業の一環として、大阪府東部流域下水道事務所が計画する、寝屋川流域下水道竜華水環境保全センター水処理施設建設にともなう久宝寺遺跡の発掘調査を平成13年度がら実施しています。当遺跡は縄紋時代がら近世まで続く遺跡です。特に古墳時代初頭の調査成果が際立っておリ、昨年度の調査では10基の古墳を確認し、今年度はさらに19基の古墳が見つかりました。周辺の調査を合わせると、現在までに総数30基以上の古墳がみつかっています。

2.これまでの調査でわかった古墳時代初頭の景観
今回の調査では古墳がひろがっている範囲や、畑・水田がひろがっている範囲の区↑分けがあきらかになリました。また最古段階の古墳がまとまってみつかったことにより、当地域における古墳の発生過程を考える上での重要な資料が発見されたといえます。
小さい古墳から大きな古墳へと移り変わって行くことがわかりました。

現地説明会資料より


9号墳あたり 北側より


26号墳 南側より


27号墳 南側より


28・30・33号墳 南側より

 
29号墳(管玉出土、組合式木管) 北西から


24号墳 北東より


9号墳(組合式木管) 東側より

20号墳(組合式木管) 南側より

3.古墳時代以降の久宝寺遺跡(古墳がみつかるまで)
平安時代の溜池(ためいけ)から墨書土器(ぼくしょどき)が出土しました。何がかのおまじないをしていたのでしょう


奈良〜平安時代頃の井戸です。板を縦方向に組んで井戸枠を作っていました。井戸の中から和同開弥(わどうかいちん)が出土しています。


古墳時代前期に水田を築いています。古墳の間をぬうように水路をとおし、畦をめぐらせています。


北西より


北北東より


現地説明会資料より


5.堤から出土した土器
溝の堤の中から土器が見つかりました。洪水が起きないようにお祈りをして埋めたのでしょうか?


6.古墳とその周辺から出土した土器

 
1号墳から出土                 8号墳から出土


3号墳から出土


11号墳から出土                 13号墳から出土




34号墳 の周溝から出土土器群  北側より 


土器群

7.溝

墳墓域と生活域を区切っています。


久宝寺遺跡現地説明会資料発行番(財)大阪府文化財センター
〒590・0105堺市竹城台3丁目21番4号
印刷中島弘文堂発行日2002年8月24日





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